公営のアルベルゲでは洗濯機を利用することができますので、服の洗濯や乾燥を自分で行うことができます。
サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着してからは、当社のサンティアゴオフィスでランドリーサービスを利用できます。 綺麗な服を持って家に帰ることができます。
巡礼初日と数日は、1日の巡礼距離を20㎞以内に抑えて歩くのをお勧めします。年齢、体力、体調を見ながら、各自段々と歩く距離を増やしていけばよいのです。 通常、1日の巡礼距離は22~25㎞と言われています。
また、1時間~1時間半の間隔で最低10分間の休憩を取り、水分補給や写真撮影、足や背中のストレッチをすることをおすすめします。 毎日、巡礼行程の最初と最後に動的ストレッチと静的ストレッチを行い、足や背中、腰や肩をリラックスさせましょう。 ストレッチ運動は、腱炎などケガを予防する助けになります。
1日の始まりは、ゆっくりと歩き筋肉が温まってきたら、自分に無理がなくおしゃべりできる程度のスピードを一定に保って歩くのがよいでしょう。 登り坂では、歩幅は小さくゆっくりと、足裏全体を地面につけて歩くのがおすすめです。下り坂の場合は、その逆で歩幅は大きく疲れない程度に早く歩くのがよいでしょう。
必ず避けてほしい点として、自分たちよりも早く歩いている人のペースに追いつこうとすることです。各自、疲労やケガを防ぐために自分のペースで歩くことが大事です。
早朝からカミーノをスタートする巡礼者がいますが、こういった人たちは公営のアルベルゲに寝泊まりし、ベッドを確保する目的のために朝早く出発しているのです。
公営のアルベルゲは、到着順にベッドが与えられるシステムになっています。巡礼手帳を持った巡礼者のみ宿泊でき、中でも歩きの巡礼者を優先しています。 よっぽどの理由がない限り、公営のアルベルゲでは滞在日数は1日となっています。 早起きする巡礼者たちは、正午には目的地の巡礼宿を確保し、その後観光などをする予定で動いています。
公営のアルベルゲに泊まることを考えていないなら、過度の早起きは必要ありません。巡礼が競争になることなく、十分に休んで、その日その日の行程を楽しむことに専念できます。
とはいえ、夏の巡礼は、日中の暑さと日射病の危険を避けるために少し早く起きてまだ涼しい時間帯に歩く事をお勧めします。
道に迷った場合、巡礼路に戻るためにまずは落ち着きましょう。道が通る村の名前からどのあたりを通っているのかがわかります。 村へアクセスする標識があるので簡単に見つけることができ、そこから巡礼路へ戻ることができます。 もうひとつのオプションは、地元の人や他の巡礼者に尋ねることです。
前述の方法でも道が分からない場合や、危険な目にあった場合は、早急に緊急用電話番号(112番)に連絡下さい。
ピルグリムは、巡礼路沿いにある村や巡礼の各行程で訪れることができる見所を選びました。 当サイトのメニューバーにある『サンティアゴ巡礼のルート』からご希望の道をお選び下さい。各ルートで巡礼路が通る村や見所に関する情報を紹介しています。 情報をもとに、巡礼中の宿泊地を自分で計画することができます。
ペットと巡礼し、事故や急に病気になった場合は当社のサイト情報を是非ご活用ください。 各行程のサービス情報を見ると、巡礼路が通る村にある病院等をチェックすることができます。
巡礼路が通る市町村の詳細情報で、保健センターや病院、その他機関の電話番号を掲載しています。 深刻な症状の場合は、112番へ電話して救急車を呼ぶか当社までご連絡下さい。
巡礼中に筋肉損傷や軽い痛み、違和感を感じた場合 ピルグリムは巡礼路沿いで働く理学療法士とのコンタクトがありますので、ご連絡下さい。
サンティアゴ巡礼路の異なるルート沿いで食事を提供するレストランやバルがあります。 大多数の村々で、レストランはもちろん、食料品店も見つけることができます。
各自の予算と各行程の場所によって、食事の場所を決めて下さい。 巡礼中、出発前にスーパーで昼食用のサンドイッチ用の食材を買って巡礼路沿いで食べることが多いですが、 レストランで食事をする場合でも、多くのレストランで巡礼者用の特別メニューを用意しています。 当サイトの情報で、おすすめ施設の情報をご覧下さい。
脱水症状にならないように、水分を十分にとることを忘れないでください。
私たちのアドバイスに従って、極端に早いペースで歩いたりせず、こまめに休憩を取りながら歩けば、1日の巡礼に必要なエネルギー摂取するために特定の食べ物を追加する以外、特に普段の食事内容を変える必要はありません。
食事やとるべき水の量は、選ぶルートとその土地の気候、歩く際のリズムや距離などによって変わります。 多くの場合、あなたの体は水分やエネルギーを必要としますので、巡礼中は普段よりも多くの水・果物、特にドライフルーツを取るとよいでしょう。 水分不足の状態は、筋肉がつったり硬直したり、疲労など多くの問題を引き起鼓しますので、水筒に水を沢山入れましょう。
昼食時、巡礼で体を動かすので、普段よりもカロリーを消費していますが、食べ過ぎないように注意して下さい。 血液が胃に集まり、行程の目的地まで胃が重く感じます。 1日で主要な食事は、エネルギーと水分を十分補給するために行程を終えてからとることにしましょう。
巡礼中の食事のとり方:
- 朝食: 1日で最も大事な食事である朝食は、シリアルや乳製品、ジュースや果物などしっかりと取りましょう。
- 午前: 巡礼中は十分な水分を取り、軽めのものでもエネルギーのあるものをとりましょう。
- 昼食: 行程中の昼食は、ボカディージョや軽めの料理を取る人が多いです。
- 夕食: 行程の目的地でとることが多くなります。その日の巡礼で消費したエネルギーを取り戻し、翌日の巡礼に備えて食事をきちんと食べましょう。